導入企業様インタビュー

旭化成グループ福祉共済会

「自分最適の支援」へ

━━━株式会社エスティライフ坂口(以下、STL)
本日は延岡(宮崎県)からわざわざお越しいただき、誠にありがとうございます。
旭化成グループ福祉共済会さまの事業内容やお考えについて色々とお聞きできればと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

  • 旭化成共済会(以下、旭化成)こちらこそ、よろしくお願いいたします。

━━━さて、早速ではございますが、旭化成グループにおいて、福祉共済会とはどのような位置づけの組織なのでしょうか?組織の概要をお聞かせいただけますでしょうか?

  • はい。福祉共済会は、旭化成グループ内の福利厚生事業のうちライフサポート事業を管轄しており、人事部門内の一組織という位置づけなので法人格はありません。
  • 以前は、安定的に従業員を確保し続けるための労務・勤労施策として、古くから各地区にて運営しておりましたが、1975年に現在の組織になり、本部は東京ではなく発祥地である延岡にあります。
  • 加盟会社は 持株・事業会社、関係会社を含めて61社で、総会員数は25,000名となります。運営を行う事務局は9名で行っており、その内常務理事と事務長は専任ではありません。

━━━各社の「共済会の組織形態」は様々ですが、御社の場合は人事部門の1つということでしたが、福祉共済会としての理念や事業内容についてお聞かせいただけますでしょうか?

  • 会員の相互扶助により、会員の生活安定と福祉増進のための事業を行うこと。そして会員の生涯生活設計に貢献することを理念としています。
  • その理念の下、ライフサポートにおいては5つの事業を行っています。
  • 1:会員の財産形成を行う事業 
  • 2:医療保障の事業 
  • 3:死亡保障に関する事業 
  • 4:慶弔や災害時の給付事業
  • 5:貸付を行う事業の5つです。

━━━事業の中で、特長はありますか?

  • 強いて言えば、福祉制度のラインナップが豊富なことだと自負しております。諸々の制度を含めその数は20となります。
  • また、自社共済と生命保険の全員加入制度があることも特徴かも知れませんね。

━━━確かに制度の数も多く、全員加入の制度を共済会が運営されているのは、特長的ですね。やはり事業の中でもライフサポート事業は優先度の高い事業なのでしょうか?

  • ライフサポート事業の位置付けは、社宅の提供、持家の促進、企業年金などの次に重要な事業だと認識しています。特に今は特長的な自主共済を広く役立てていただくことを重視しています。

━━━これらライフサポート事業は、いつ頃から始まった事業なのでしょうか?

  • 詳細は不明な部分もありますが、1975年より以前から開始された様です。また、2000年前後からは各種制度の改廃が増えると同時に、会員のニーズの多様化や効率化を考慮しながらそのカタチを変化させ今に至っています。

━━━もちろん、事業には紆余曲折があったのではないかと思いますが、過去の変遷の上で何か思い出深いことがあれば、教えていただけませんか?

  • 当時は世の中全体がそうだったとも言えますが、財産形成の制度において、バブル後の利率低下の影響で制度の廃止や見直しを余儀なくされたことが挙げられます。
  • また、ニーズの多様化に対応するためとはいえ、全員加入の制度である共済生命保険の仕組みが複雑すぎるものになってしまったことは、今後の改善点であり、変遷のひとつになると思います。

━━━なるほど。では今度は、先々のことについてもお聞かせください。社内外を含めて最近では社会環境の変化がさらに加速化している様に思いますが、そんな中、会員が福祉共済会に求めていることは何だと思われますか?

  • 今後、会員の雇用形態や、ニーズは更なる多様化が発生すると考えております。よってこれまでの様に「良い制度だから活用すべき」という一方的な姿勢から、個々人に最適なプランを組み立てることができる事業展開が求められていると感じています。

━━━それは設計度や自由度の高い制度へ改定することをお考えなのでしょうか?

  • 制度のブラッシュアップを行うことだけでなく、ITの活用を含め、その情報を発信する手段にも工夫していきたいと思います。

━━━「情報の伝え方や内容を変えていきたい」ということですね。

  • そうです。各自に必要な情報を整理でき、「自分に最適なプランへの行動」までたどり着けるツールも必要だと考えております。具体的なプランの中には福祉制度だけでなく、民間の金融機関が販売している商品を掲載しても良いと考えており、「制度のお仕着せ」ではなく本当の意味で自身の意向や希望に適した行動へのサポートが必要ではないでしょうか。

━━━ それを福祉共済会が「目指す姿」ということですね。

  • ただ現状は組織構成上、制度の設計自体は会社(人事)が行い、実務的なことを福祉共済会が担っています。しかし今後はニーズを反映するために、制度設計にも関わっていければと考えています。
  • また、本来の役割である、「気付きを与える・制度を伝える・行動へ導く」ことに関しては、さらにこだわりを持って取り組んでいきたいと思います。
  • その取り組みの第一歩として今年、福祉制度募集時の広報用冊子を大幅にリニューアルしました。

━━━この取り組みは弊社も関わらせていただきましたが、あらためてリニューアルに至った背景をお聞かせください。

  • 年に一度、各種制度の募集を行いますが、徐々に送付する資料が増え続け、結果的に膨大な量になっていました。これでは個々の制度の特長が埋没してしまい、「どれが大切なのか、どれが必要なのか」が分かりにくくなっていたのです。
  • そこで、大きく2つのコンセプトを掲げ、改善に取り組みました。
  • 1、取捨選択
  • なんでもかんでも詰め込んで送りつけるのは会社側の自己満足なのではないか。という問題意識から、伝えたいことよりも、関心を持ってもらうこと。最適なプランができることに絞った内容にする。
  • 2、若年層を中心とする
  • これまでは、全年代に総花的な広報を行っていましたが、特にメインとなるターゲットを「関心の薄い若年層」とする。
  • このような問題意識とコンセプトから、既に他社で実績がある御社(エスティライフ)に制作を依頼いたしました。

━━━ その節はたいへん、お世話になり誠にありがとうございました。この仕事を通じて旭化成グループさまの新たな一面にも触れることもでき、我々としても成長の機会となりました。すでに募集時期も終了されたと思いますが、肝心な効果はいかがでしたでしょうか?

  • 結果は「好評」という定性的な評価だけでなく、数字で表れました。制度全般的に新規加入が激増したのです。その数値は期待を上回る効果でした。さらに、これまで対応に追われていた福祉共済会事務局の労力は逆に軽減することとなったのです。

━━━ お役にたてて何よりです。ただここまでお聞きした内容から考えると、福祉共済会さまがお考えになっていることの中で冊子のリニューアルは、まだ通過点である様に思いましたが、いかがでしょうか

  • そうですね。この様な結果を踏まえ、福祉共済会は会員の「社外のことを含めた、知りたい情報をタイムリーに、分かリ易く的確に」というニーズに応えることが求められていると感じています。そこは今後も追求していきたいですね。

━━━では、既に次の展開目標も設定されておられるのでしょうか?

  • 一部繰り返しにはなりますが、今後の事業は今ある資源を有効活用しながら、「自分最適への支援」が可能な利便性の高いツールの構築をしていきたいと思います。情報の範囲を広げ、業界用語を極力減らす工夫にも取り組んでいきたいですね。
  • そして、近い将来像としては、人事や組合とも連携しながら、「会員が若いうちからライフプランを啓蒙できる体制」を作っていきたいと考えています。

━━━ 弊社も微力ながら、その体制作りのお手伝いをさせていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

  • こちらこそ、よろしくお願いいたします。

━━━本日は、貴重なお話ありがとうございました。

  • この続きは延岡でやりましょう。お待ちしております。本日はありがとうございました。