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若年層の矛盾 「運用しないリスク」

シリーズ【確定拠出年金 / 資産運用】−1

現在の若年層には“老後に対する心配を抱えている人が多い”らしい。では、実際に老後への準備をおこなっているヒトはどの程度いるのか? インフレ目標がたてられた今、何をしていけばよいのだろうか?

11901044_s.jpg金融広報委員会の『家計の金融行動に関する世論調査(平成24年)』によると、金融商品の選択基準が『利回りがいい』『将来の値上がりが期待できるから』と回答した20代は21.4%と全体平均16.9%より高かった。

しかし、驚くことに収益性の高いと見込まれる金融商品を積極的に持とう!と考えているのはわずか「1%」、一部保有しようと思っていると思っている人が「8.9%」と、?が頭に浮かんできてしまう。どういうことなんだろう・・・。

収益性が高い金融資産を望んでいるのに、収益性の高い資産の保有をしないというのは、より金利が高い預金を探しているということなのだろうか。ここ数年の金利から考えると、ネット銀行に預けるということかもしれない。

スクリーンショット(2013-08-29 14.52.04).JPGアベノミクスで2%のインフレを達成しようとしている今、預金の金利が今後上がることも考えられなくもない。ただ、インフレが起きると期待されるなか、金融資産を普通預金のみで所有してよいのだろうか。

総理大臣の発言通り2%のインフレがおこったと想定しよう。今持っている100万円が10年後には約81.7万円の価値になってしまう・・。

物は値上がりしているのに、自分の金融資産はどんどん目減りしていってる。そんなことになったら、生活に楽しみがなくなってしまう...。
この様に、運用しないことによりお金の価値が目減りしていくのが「運用しないリスク」

11237974_s.jpgただでさえ、現在の20代、30代は「老後が心配」と思っている割合は9割を超えている。全世代の平均が82%であるので、より不安を感じていることが分かる。その理由で一番多かったのが、「現在の生活に余裕がなく、老後に備えて準備していないから」というのだ。

今後のインフレを考えると、ますます若者たちが生活に余裕を感じなくなってしまわないだろうか。

▼老後を心配する
  ↓
▼今余裕がない
  ↓
▼何も準備できない
  ↓
▼さらに心配

という負のスパイラルに陥っていないか?
では、経験という準備をしてはどうか。

若いうちの苦労は買ってでもしろという訳ではないが、将来に備えて今、資産運用の経験を積むことを考えてはどうだろう。どうせ運用を拒否してもお金が目減りする。同じリスクがあるなら、お金を増やせる可能性がある「運用する」というリスクを取るべき。その結果、リスクを減らす方法も身に付いていくようになる。

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 老後を心配する若者よ! 今こそ「”大資”を抱け!」